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zoom RSS 「ひとみ」デブリJなどを超望遠でビデオ撮影 SAPは本当に「両翼とも根元から分離」したのか?

<<   作成日時 : 2016/05/07 13:22   >>

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「ひとみ」とデブリ群が明け方の可視パス期間に入りましたので、デブリJとデブリKを撮影。

整理しておきましょう。
本体は、41337(2016-012A)。RCS(レーダー反射断面積)はLARGE。
ここから10個のデブリが発生。番号は41438(G)〜41447(R)。なお、アルファベットのアイとオーは使用しないルールであることに留意。
RCSは41442(L)のみLARGEで、他の9個はSMALL。
また、41438(G)と41443(M)は、すでに再突入して軌道上にはない。

4月28日のJAXA会見で、「4個の大きな物体がある。一番大きいのが本体、あとの3個はEOBと太陽電池パネル2枚と推定している。」旨の発言がありました。

3個の比較的大きなデブリがあることになりますが、その一つは41442(L)でしょう。
このデブリLは、ブレークアップ直後には、SPACE-TRACKが本体(旧41337)として扱っており、そのTLEに基づく観測が多く行われました。筆者も、これを本体と思って3月28日に撮影し、記事をアップしています。
本体と言われて誰も疑わないほど明るいデブリです。
デブリLは、根元から分離した太陽電池パネル(SAP)とみて間違いないでしょう。

では、残りの2つはどれでしょうか?
4月8日のJAXA会見資料によると、本体とデブリL以外に、41440(J)と41441(K)が光学観測されたとなっているため、この2つであろうと思われます。
そういうわけで今回は、このデブリJとデブリKを狙って撮影を行いました。

結果、デブリJ、Kともに光度は7等〜8等で、デブリLと比べて格段に暗いことが分かりました。
ここで素朴な疑問が浮かびます。
「SAPが2枚とも根元から分離したのであれば、デブリLと同じくらいの明るいデブリがもう一つあるはずでないか?」

考えられるケースとして

@SAPは両翼とも根元から分離し、片方がデブリLとなった。もう片方は、分離後にさらに分裂し、デブリJなどになった。

AデブリJとKが暗いのは、観測時の日照条件が悪かっただけ。観測を続ければ、どちらかはデブリLと同じ明るさで見えるはず。残る一つはEOB。

BSAPの片翼は根元から分離し、デブリLとなった。もう片翼は、根元からではなく、先端が部分的に分離し、デブリJかKとなった。残る一つはEOB。

といったところでしょうか。

BはJAXAの発表と矛盾しますが、本当に可能性はゼロでしょうか?

今後も観測を続けたいと思います。

他のデブリ(H、N〜Q)も光学的に観測できるかもしれません。RCSがSMALLだからと予断を持たず、確認をしようと思います。

以下、動画は上がデブリJ、下がデブリKです。
画質720Pで再生して下さい。
WAT-902H2 ULTIMATE , ニコン105mm F1.8







こちらは同じセットアップで撮影した「ひとみ」本体。



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