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zoom RSS 地球の半影を通過中にフレアを起こし、急減光するイリジウム30

<<   作成日時 : 2017/05/10 21:40   >>

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4月3日夕方、南行するイリジウム30(24949、第3軌道面スロット5)が地球の半影に入る前後でフレアの最大光度に達し、その後、急減光する現象を撮影しました。

ついでに、有名サイト「Heavens-Above」はどの時点をもって「Enters Shadow」といっているのかという話題も。

(人工衛星が地球の半影に入るというのは、人工衛星から見て、太陽の一部が地球に隠れている状態です。全部が隠れるのが本影入りです。)

今回のフレアはアンテナではなく、ソーラーパネルによるもの。

例によって、Heavens-Aboveでは予報を出しておらず、Calskyの予報を使用。
この辺の話題については過去記事参照
http://keck2.at.webry.info/201704/article_1.html

以下にビデオの内容を時系列で。
なお、半影入り・本影入りの時刻は、フリーソフト「Heavensat」(version 2.4.9)によるもの。

 19:50:31 動画開始
 19:50:33〜38 フレア最大光度
 19:50:35 半影に入る
(19:50:45 Heavens-AboveによるEnters Shadow)
 19:50:46 動画終了
 19:50:55 本影に入る

実際の撮影は19時50分15秒から同58秒まで行いました。

実は、Calskyはフレア最大時刻の予報を15秒ほど外しています。
予報では、半影入りのずっと前に最大光度となるはずだったのです。

予報が外れ、半影入り前後に最大光度となる面白い展開となりました。

マイナス2等級ほどのフレアが33秒から38秒まで継続しますが、この間の35秒に衛星は半影に入っています。

入った直後は特に光度変化はありません。頑張ってフレアしています。

が、40秒あたりで急減光します。ここが大変に印象的。
通常のイリジウムフレアでは見られない急激な減光で、半影通過中ならではと思います。

元の映像では、本影突入までギリギリ見えていますが、YouTubeでは判別できない暗さなので、50分46秒以降はカットしました。

地平線に沈みゆく太陽の光を反射するソーラーパネル・・・。実に味わい深いですね。
これ、急減光するあたり、どうなってるんでしょうか。衛星を超ドアップで観察したい。

イリジウムフレアも、楽しめるのは今のうち。イリジウムネクストが投入された第6軌道面では新旧イリジウムが複雑な動きをしています。すでに「イリジウムフレアの終わり」は始まっています。次回の記事で第6軌道面の現況を書こうと思います。

ここで、Heavens-Aboveの話。
同サイトのいう「Enters Shadow」って半影入りなのか、本影入りなのか。半影にしては遅いし、本影にしては早すぎる。中間をとっているんじゃないかと薄々思ってはいましたが、今回、はっきりしました。
上記時系列に括弧書きでHeavens-AboveのEnters Shadow時刻を盛り込んでいます。

完全に中間をとっていることがわかります。

たしかに、体感的にはこのあたりで線引きするのが妥当かなとは思います。
が、Enters Shadowは本影入りではないということなので、写真で影入りを狙う場合、特に望遠の場合は、その点を考慮して構図を決める必要がありそうです。

WAT-902H2 ULTIMATE , Nikon 105mm F1.8
画質720Pで再生して下さい。


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