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zoom RSS 新イリジウム、まずは第6軌道面のスロット7を補完? 壮大な置換作業が幕を開ける(1)

<<   作成日時 : 2017/01/29 23:02   >>

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イリジウムネクスト10機(102〜106、108、109、111、112、114)が1月14日に打上げられました。運用中のイリジウムとの置換作業が始まります。

以下、第○軌道面とか○番スロットなどと書きますが、欧米のアマチュア観測家らが慣習的に使用しているもので、公式のものではありません。

イリジウムは、66個の低軌道衛星を使用した衛星携帯電話システムのための衛星群で、軌道傾斜角86.4度、高度780qの6つの軌道面に各11機+予備機1機を配置するのが本来の計画。
6個の軌道面は、約32度の間隔で並び、西から順に第1〜第6軌道面と呼ぶ。第6軌道面の東側は第1軌道面となり、ここでは衛星の進行方向が逆になる。また、第6と第1の間隔は約22度で他より狭い。

最初の打上げは1997年5月5日で、イリジウム4〜8の5機が第4軌道面に投入。
間もなく打上げ20年であるが、5〜8はまだ現役。お疲れさまです。

1998年5月17日に70〜75の5機が第1軌道面に投入され、これで66機+予備機6機の計72機の打上げが完了したが、不具合衛星が多発し、追加で打上げ続行。

最終的には、2002年6月20日の97、98で打上げは終了。

なお、追加打上げ(76〜98)のうち、78、87、88、89、92、93は欠番であるが、それぞれ対応する衛星が打ち上げられている。それぞれ、3、2、20A、11A、14A、21Aである。

20A以降の4機は、不具合を起こした同名の衛星があるため、Aを付けて区別する。なお、SPACE‐TRACKでは、2機目にAを付けず、1機目の頭に9を付けている(つまり改名)。
例えば、20Aでいうと、1機目はIridium 920、2機目はIridium 20となる。

結局、旧イリジウムは4から98まで95機が打上げられた。このうち、不具合で軌道に到達できず、すでに再突入した機体は5機(9、27、48、79、85)あり、現在は90機が軌道上に存在する。(この他、ロケットの性能確認のためのダミー衛星が4機ある)

原状では、64機が運用されている模様。以下の記事参照。
http://spaceflightnow.com/2017/01/14/spacex-resumes-flights-with-on-target-launch-for-iridium/

66機が本来の姿であるが、2機足りない。

実際、「第3軌道面のスロット8」と「第6軌道面のスロット7」は空席である。
両軌道面には予備衛星もない。

なお、予備衛星は現状では第1軌道面の74と第5軌道面の90の2機しかないとされ、他の軌道面には存在していないようである。
74については、当初は第1軌道面で運用されていたが、2006年に予備衛星21Aと置換されて軌道が下げられており、一部故障している可能性もある。

面白いのは、第4軌道面のスロット6である。6と51の2機が極めて近接し、2機でこの位置を占めているようである。相互補完的に機能しているのかもしれない。

6と51がともに機能しているとすると、合計で65機が運用されていることになり、上記の記事と矛盾するが詳細は不明。

以上、旧イリジウムの概要と現状はこんな感じです。

続きは次回に。

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